理学療法士って、こんな仕事!
身体の基本動作の回復を図るプロ
理学療法士は、病気や事故などで身体の一部に障がいが起きてしまった患者様が、これまでどおりの基本動作(立つ、歩く、座る、起き上がるなど)ができるようにリハビリを行う専門職です。運動療法をメインに物理療法や義肢・装具などを補助的に用いながら、基本動作の回復・維持を図ります。患者様が自身の障がいと向き合うのを一番近くで支え、日常生活への復帰へと導く仕事です。また、最近では健康な方への健康維持指導をし活躍の幅を広げています。
授業内容
1年次
解剖学演習I・II
骨の標本や体の表面を観察したり実際に触れたりしながら、骨や筋肉の形、位置について学びます。人体の構造や仕組みについて、三次元のイメージを身につけていきます。
2年次
運動療法学
身体の機能を高めるために必要なストレッチや筋力トレーニングなどの基本的手技を生理的・機能的に捉え、基本技術の習得を目指します。
理学療法評価学I・II
患者様の身体の状態を把握する為に、評価は重要となります。色々な病態に対して検査測定の方法から治療計画の立案まで、評価における一連の流れを学びます。
3年次
日常生活活動演習
起き上がる、座る、立つ、歩くなど、日常生活を送る上で重要となる基本動作の方法を学び、患者様一人ひとりの病態に合わせた動作を指導出来る力を養います。
運動器疾患理学療法I・II
一年次に学ぶ解剖学、運動学、生理学を基礎として様々な病態について深く学び、その病態に合った治療方法やより良いアプローチ方法を考える姿勢を身につけます。
4年次
症例研究I・II
病院実習等で担当した患者様について、疾患の病態の把握や症状を予測し、どこにどのような問題があるのか、どんな理学療法を施行すればいいのか、個人ワークやグループディスカッションしながら考えていきます。